革新的な映画『search/サーチ』(2018) を観よう!!

映画紹介

 2018年にアメリカで公開された『search/サーチ』(2018年)は制作費100万ドルという低予算で制作されたのにもかかわらず、世界中で大ヒットし興行的にも映画史的にも大成功した映画です! (ちなみに、同時期に制作された『レディ・プレイヤー1』の制作費は1億7500万ドルです)

 映画の評価を確認する一つの指針である映画批評集積サイト、Rotten Tomatoesの批評家支持率では92%とかなりの支持を集めています。今日はそんな『search/サーチ』の映画紹介をネタバレなしでしたいと思います!

 

あらすじ

 主人公のデイヴィッド・キムは韓国系アメリカ人のIT技術者です。彼は、愛する妻を癌で亡くして、現在は高校生の娘のマーゴットと二人暮らしをしています。しかしある時、マーゴットはあるメッセージを残して突然姿を消してしまいます。父デイヴィッドはパソコンやSNSを手掛かりに、警察と協力しながら捜査を始めます。

 この映画は間違いなく、父娘もの映画の傑作です! 父と娘の人間ドラマを是非楽しんでみてください!!

 

チャガンティ監督

 まず注目したいのが、本作で長編映画監督デビューとなるアニーシュ・チャガンティです。23歳のときにグーグル・グラスという最新スマートメガネで撮影した2分29秒からなる短編映画『Seeds』を制作し高く評価されました! ちなみにこの短編映画はYoutubeにて視聴可能なので是非チェックしてみてください!!

 その短編映画で監督の才能を評価されたチャガンティ監督はその後、Googleに招かれてGoogleのCM制作に携わります。2年間CM制作を行ったその後は、この『search/サーチ』で脚本と監督を務めることになったのです!!

 チャガンティ監督はインド系アメリカ人2世であります。このアジア系アメリカ人のハリウッドの活躍は注目するべき点ではないでしょうか? 今後の作品にも注目してみましょう!!

 

革新的な映画技法 “スクリーン・ライフ”

 この映画が技術的にも斬新で革新的だと評価されているのは、この物語が100%パソコンの画面の中だけで展開する点にあります。

 入力した文字を削除する時間や、キーボードを打つまでの時間、カーソルの動き方、どんなウィンドが開いているかなどで、人物の心情や意思、愛情、不安ごとといったあらゆる心理状態や感情をパソコン上の画面で映像表現する「スクリーン・ライフ」という手法を使い、映画のカメラワークや編集と同じ効果を与えています!!

 普段は意識しないことかもしれませんが、スマホの画面に私たちの感情が色濃く反映してると思いませんか? 好きな人にLINEを送るときと、仲のいい友達に送るLINEの画面は全く違うことは想像できます。おそらく後者の場合、文字を打ってからホームボタンを2度押してシュッと削除する時間はものすごく速いと思います。

 日常生活におけるSNSの使い方や、パソコンの利用に焦点を当てている映画なので、この手法がこの上なく効果的なものになっています。物語を楽しむだけでなく、「スクリーン・ライフ」という映像表現にも是非注目してみてください!!

 

Miniまとめ

 携帯電話は1990年代以降、爆発的に利用者が増加しています。携帯やパソコンの普及は私たちの生活を一変させました! 2020年現在でも、スマホやパソコンは仕事をする上でもコミュニケーションをとるうえでも必要不可欠な存在です。

 この映画は、生活や社会を一変させた携帯やパソコンの日常性に焦点も当てつつ、父娘ものの映画として最高の傑作となっています! 普段とは違った映像体験をしたい人や、観る映画を迷っている人は、是非この映画をチェックしていただけると嬉しいです。

 

【参照】

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