はじめまして。『映画という大海原』を管理しているけーてぃーです。

モチーフとか、テーマとかよくわからない!!
映画解説の記事を読んでいたら、たまに出てくる難解な言葉たち。
そこで今回は、その映画考察や映画解説でよく使われる用語について解説したいと思います。
この記事を読めば、
- ことばの意味
- 似たようなことばの違い
- 映画での効果
がわかります。
気になった方は是非、最後まで記事を読んでみてください!
用語解説
モチーフって?

モチーフの辞書上の定義は、「芸術表現をする動機や着想 (Oxford Languages)」です。
しかし「アイデアの基」という意味を持ちながらも、重要なのは映画におけるモチーフは
物語のテーマを伝えるための鍵(Key)
としての意味を持っていることです。
モチーフは、脚本用語であり、映画の基をつくる脚本家たちが、伝えたいテーマを表現するために用いるものです。
簡単にまとめると、
- 「テーマ」は、全体を貫いて伝えたいこと。
- 「モチーフ」は、テーマを描くために用いられるもの
です。
どのように「これが物語の鍵だ」と伝えるかというと、モチーフは言葉やフレーズの繰り返しによって伝えられます!
作品で伝えたいことを観客に提示するカギのことがモチーフなのです。

使い方(例)は、
「このシーンの○○というモチーフは、テーマを暗示している」
ということか!

「鬼滅の刃をモチーフにして、かんざしを作った」
という通常の意味の使い方もわかったぜ!
オマージュって?
オマージュは元々フランス語で「尊敬・敬意」という意味を持っていました。
現在、映画におけるオマージュとは
特定の作家や作品に影響を受けて、敬意の念を込めて作品を引用したり、似たような作品を創作すること
を指します。
オマージュを捧げている作品を理解することによって、
- 作品の背景にある想い
- 監督がどのような精神を持っているのか
- どういう風に作品が継承されているのか
- テーマとのつながり
がわかることがあります。
元ネタを知っているからこそ、作品の深みが増すのがオマージュです。
一方、盗作(パクリ)は、あたかも自分のアイデアのように作品を見せることです。

元ネタがばれては、パクリだとバレてしまうのが盗作ですね。

確か『エルフ』っていうクリスマス映画は、あることを伝えるために『素晴らしき哉、人生!』へオマージュを捧げてたなぁ。
パロディーって?
パロディーとは、
特定の作品を揶揄、諷刺、批判する目的をもって模倣した作品
のことを言います。
必ず批判することだけが目的というわけではなく、ユーモアや茶化したりすることもあります。
みんなが知っているネタを取り上げながら、それを笑いにした作品・シーンのことを指します。
パロディーを仕込むことによって、
- シーンに皮肉の意味を持たせる
- ギャグで観客に笑いを誘う
ことができます。

映画ではないけどわかりやすいのが、ものまねだね!
メタファーって?

メタファー(=隠喩)とは、
あるものを別なもので表現するとき、たとえを用いる修辞技法のひとつ
です。
言葉のメタファーでは、「人生はロードムービーのようだ」というようにイメージを言葉で置き換えることがありますが、
映画におけるメタファーは、比喩の一種でありながらも、比喩であることを伝えないこともあるので、難しいです。
miniまとめ
映画の難しい用語の解説はこれで終わりです。
お疲れさまでした!
もし、他に知りたい用語などありましたら、お問い合わせください。

すぐ、記事を編集してリライトします!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
終わりッ!
コメント